NSTとは?

NSTとは、Nutrition Support Teamの略です。
医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士、言語聴覚士、管理栄養士など各専門職が知識や技術を出し合い、患者様の栄養管理や栄養状態の維持改善を支援していく医療チームのことです。

栄養療法は全ての治療の基礎であり、良好な栄養状態を保つことは、免疫力を高めたり、治療効果の向上、合併症の予防などに繋がります。

当院では、患者様の栄養状態をサポートするために、メンバーが協力して活動しています。

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志野医師からの一言

「早食い」は肥満の元?

NST医師さて、同じ量の食事を摂っても、食べ方によって太りにくいなんていうことが、あるでしょうか?例えば、食べる速さとか、食べる順番とかのことです。結論から言えば、炭水化物(糖質)が最も血糖値を上げやすいので、それをいかにゆっくり摂取するかが鍵になります。

よく言われるように、満腹感を得るまでにたくさん食べてしまいがちな、いわゆる「早食い」は肥満の元になります。特に炭水化物(糖質)によって血糖が急上昇すると、膵臓からインスリン(ホルモン)が多量に分泌されます。インスリンは血糖を下げてくれますが、糖を脂肪に変えて蓄える働きもありますので太りやすくなるわけです。同じ量を食べるにしても、よく噛んで食べること、会話しながら時間をかけてゆっくり食べることは結果的に、血糖値の急上昇を防ぎ、多少なりとも太りにくくします。

若い方など、がっつり食べたい人は野菜から食べましょう。野菜や海藻、きのこなどに多い食物繊維は糖の吸収を遅らせてくれます。脂質(油)や酢も糖の吸収をある程度遅らせてくれます。高齢の方はタンパク質の摂取も大切ですので、魚や肉から食べてみるのも良いでしょう。

食欲と健康の両立は難しいわけですが、以上のことを少しでも参考にして、楽しい食生活を 送ってください。

栄養に関してのお問い合わせは、栄養科または外科外来にご連絡下さい。


NST医師「メタボ」すなわちメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)は、ご存知の方も多いでしょう。
日本人の場合、ウエスト周囲径(おへその高さの腹囲)男性85cm、女性90cm以上が、一つの基準です。正式にはその上に高血圧・高血糖・脂質異常の3つのうちの2つがあれば「メタボ」と診断されることになっています。

ちなみに、成人の肥満度を示す体格指数(BMI:ボディマスインデックス)体重kg÷(身長m×身長m)というものもあって、BMI18.5未満はやせ、BMI18.5〜25は普通、BMI25以上は肥満傾向とされています。例えば、身長170cm、体重75kgの方は、75÷(1.7×1.7)≒25.9で、やや肥満ということになります。

いずれにせよ摂取したエネルギーの余ったものが内臓脂肪となって貯まり、肥満、メタボ、生活習慣病を発症しやすくなるということです。健康で長生きのためには大いに注意が必要です。

栄養に関してのお問い合わせは栄養科または外科外来にご連絡下さい。

一口メモ

インサーテープとキャリパー必要な栄養量を算出するには、身長や体重を知ることが必要です。
寝たきりの患者様が多いため、体重計に乗れなかったり安静が必要で動かせない方は、腕周りの長さや皮下脂肪の厚さを測ることによりおおよその体重を算出することができます。

当院では、インサーテープで肩から肘の中間点の腕周りを測り、キャリパーで同部位の皮下脂肪を測り、そのデータをもとに下記の計算式により算出しています。

予測体重(kg)=標準体重(Kg)×{(上腕周囲長「cm」−3.14×上腕三頭筋皮下脂肪厚(mm)/10)/24.8}}

他にも色々な計測方法があります。

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